Google Quick Search Box は Quicksilver の置き換えとなるか

なるんじゃないかな。SDKを用意したりして開発者に優しい構造になってるし。

Quicksilverは複雑になりすぎた感がある。Quicksilverをばりばり使いこなしている人にとってはQuick Search Boxの機能じゃ足りない部分があるかもしれんけど、すぐにPluginが開発されるだろうしね。Quicksilverの開発で得た知見をもとに再発明したのがQuick Search Boxだから、きっと中身もきれいになってるはずだし。ソフトウェアってとりあえず一回動くものを作ったあとにまっさらから作り直したい気分になるよね。作り直したら確実にソースはきれいになるし、設計も洗練されるし。Nicholas JitkoffはそれをQuicksilverとQuick Search Boxでやってるようなもんだと思ってるんだけど。

Quicksilverのほうが優れているのは、名前と見た目。

とくに名前はねえ。Quick Search Boxて、なんかねえ。すごい普通すぎて残念。そこがGoogleっぽいんだけど。Googleは絶対に変わった名前をつけないよね。Google命名したもののなかで最も特異な名前って"Google"だしね。Picasaとか元々別の会社が作ってたプロダクトはちょっと変わった名前だけど、Google謹製のやつはすごく普通の名前。Google Readerとか。Google Desktop Searchとか。わかりやすいっちゃわかりやすいから、それが狙いなのかもしれんね。あと変わった名前にしてGoogleでの検索順位を確保する必要もないしね。Googleのものだし。

見た目については、Quick Search Boxを呼び出したときにGoogleの名称が表示されるのも良くない。センスを感じない。どうせキーボード入力を検索結果のアイテムのアイコンで上書かれて見えなくなるけど、それでもなんか嫌。要はアイコンを表示するための領域を確保しときたかったわけなんだろうけど、Googleって表示するのはプロダクトとしてかっこわるいと思うのよ、ぼくは。代案思いつかんけどね。ってここまで書いて気づいたけど、あれってGoogleで検索しますっていう意味のアイコンなのか。それならどうしようもないか。デフォルトは「Googleでの検索」っていうのは名前からしても当然だしね。ぼくの使い方はランチャーがメインになってるからなんか違和感があったんだけど。うーん、テーマを変更したらそこんとこなんとかなるかと思ったけど、いまんとこ色を替えるくらいしかできなかった。テーマの追加も簡単にできるようになってるんかな。ちょっとソース見ますか。

あ、ちなみにQuick Search BoxのSDKをインストールしとくと設定できる項目がちょっと増えますよ。開発者以外には必要ないんだろうけど。ってこれそうだよね。環境設定の一番右のタブ(Under the Hood)の中の下のほうにある項目。Console Outputとか。これってデフォルトでは無いよね。デフォルトであるっぽい。